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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第4章 スキャンダル
冷凍食材たっぷり保存タイプの冷蔵庫。大小に分かれたフリーザーパックがキレイに取り出しやすく並んでる。

「今夜は何を作ってやろう…」

焼き飯にがっつく姿を思い出して自然と笑みが浮かんだ。

周りにまとわりついて料理を眺める仕草はかなり可愛かった上に、肩に顎なんか乗せて甘えられたからたまらない。


あれがスイッチだったってわかってんのかなあの人…


冷蔵庫を簡単に物色すると、シャワー浴びたての濡れた髪を拭きながらリビングのソファに腰かけた。

晶さんの出掛けた後の部屋でカーテンを全開にして室内を見晴らしよくすると小窓から外を覗いた。

八階建てのオートロックマンション──


髭の家主が放蕩なお蔭で案外快適な居候生活。

子役から芸能界の一線で活動していると一般の知り合い何て中々出来ないし、この同居は俺にとっても初の試みでもあった…

「まあさか…惚れちゃうなんてなぁ…」

ソファの上で独り呟く。

芸能界とは関係無しに一般の男友達とやらを望んだ結果の流れってやつだ──

テレビの前に目をやれば昨夜、そこのフローリングでしつこいくらいに抱き合った残像が蘇る──


「──っ…やばい…さっそく興奮してきた……」


ちと自制しなきゃな、うん。


ヤることばっか考えてたら嫌われるし、もっと大事にしなきゃ……

取り合えず、今夜は…

好きと言ってもらえるように頑張ってみよう……。



16時──

あと二時間もしたら喫茶店のバイトから帰ってくる。

時間を確認して閉じた携帯電話が急に鳴り出していた。


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