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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

俺が晶さんを想ってるくらいの気持ちで高槻のことを好きだったんだろうか──
そう思うとすごく切ないわけで
俺は思わずソファで膝を抱えて踞った。
「あー…っ…なんかめちゃブルーなってきたっ…すげえ切ないっ」
「なんだそりゃ? 切なくなるなら最初から聞くな」
ソファで半泣きの俺を社長は冷たく突き放していた。
今の俺と同じくらい好きだったらメチャ好きだったわけじゃんっ……──
なんだよそれ…
そんなに想われてる実感は俺にはまだまだ感じられない。
晶さんのがむしゃらな愛──
ボロボロになるくらいの“好き”
それを手に入れたことのある高槻がすごく羨ましくなった──
まだ付き合い初めて半年も経たない。
日を重ねるごとに晶さんは俺のことで胸を一杯にしてくれる日がくるのだろうか──
出逢った初めから心を奪われた俺の想いに晶さんは追い付いてくれるのか──
「どうやったら夢中になってくれるかな……」
抱えた膝を見つめながら小さく呟き溜め息を吐く。
晶さん……お願いだから俺でボロボロになって──
そんな想いが俺の中で溢れていた。

