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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

「この業界は仕事だからって理由で何でも有りになるから──…正直、晶さんには関わって欲しくない…」
「……うん」
「社長に頼まれても断って──…」
「……うん」
「俺の為に断って…」
「わかった」
「ほんとに?」
「………うん」
「間が開いたね?」
「・・・」
……だって
臨時バイトにしてはかなりいい金額貰えるし…
裸になるわけじゃないからやって損はないわけで…
黙ったあたしを夏希ちゃんは疑い深げに見つめてくる。眉間には少し皺が寄っているようにも見えていた。
出来上がったシチューに手をつけながら、夏希ちゃんは口を開く。
「あの撮影って北海道だったんだ?」
「うん…」
「なる…それでか。おかしいって思ったことの辻褄が合ってきた…」
「ごめん──」
「いいよ、完全にあの社長の企みだし…俺も社長に言われたから」
「何を?」
シチュー皿から顔を上げた夏希ちゃんが訊ねたあたしを見つめる。

