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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第28章 ラブチェス

「ピザはキャンセル?」
助手席の窓ガラスが開いてマモルさんは運転席からそう声を掛けてくる。
「行きますっ」
「んじゃ、乗って」
何気に顔を綻ばせて勧めるマモルさんの車にあたしは滑り込んだ。
「らしくない、ってよく言われる」
街の中を走りながらマモルさんは車を眺めて浮かべたあたしの表情に何かしらピンときたのか急にそう口を開いた。
「車ね、四駆って似合わないでしょ?」
「うん…何となく、クラッシクな雰囲気かな…」
そう答えたあたしにマモルさんは笑ってみせた。
「やっぱり? でも実は俺、かなりアウトドア派な奴だよ。バーベキューとかかなり本格的っ…はは、うざい?」
「あは、べつに。男の人ならモテポイントでしょそれは」
「そう? ポイント高い?」
「高い高い」
「テキトーに返してくれるね?」
「………」
ハッとして軽口をたたいた口を思わず塞ぐ。マモルさんは笑みを浮かべると
「……倉ちゃん的にはどう?」
「………」
さらりと聞いてきた。
……もしや──
口説きに入ってきてる。…とか?
さらっとし過ぎて警戒できない──
隙入ってくる腕はさすが接客業のプロだと思った。
助手席の窓ガラスが開いてマモルさんは運転席からそう声を掛けてくる。
「行きますっ」
「んじゃ、乗って」
何気に顔を綻ばせて勧めるマモルさんの車にあたしは滑り込んだ。
「らしくない、ってよく言われる」
街の中を走りながらマモルさんは車を眺めて浮かべたあたしの表情に何かしらピンときたのか急にそう口を開いた。
「車ね、四駆って似合わないでしょ?」
「うん…何となく、クラッシクな雰囲気かな…」
そう答えたあたしにマモルさんは笑ってみせた。
「やっぱり? でも実は俺、かなりアウトドア派な奴だよ。バーベキューとかかなり本格的っ…はは、うざい?」
「あは、べつに。男の人ならモテポイントでしょそれは」
「そう? ポイント高い?」
「高い高い」
「テキトーに返してくれるね?」
「………」
ハッとして軽口をたたいた口を思わず塞ぐ。マモルさんは笑みを浮かべると
「……倉ちゃん的にはどう?」
「………」
さらりと聞いてきた。
……もしや──
口説きに入ってきてる。…とか?
さらっとし過ぎて警戒できない──
隙入ってくる腕はさすが接客業のプロだと思った。

