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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

「この番組で自分をうまくアピールしろよ? じゃなきゃ後がないぞ」
「…っ…──」
社長はボールペンの先を舞花に向けて釘を刺す。
舞花はぐっと口を閉じていた。
「いいか舞花? 女のキレイは長くは売れん──…お前は一般人の中に居れば中々美人、スタイルもイケてる…だが、この業界に入ったら“ただの人”お前は中の下だ──…そこを肝に命じておけ」
「……っ…」
社長のスパイシートークが始まった。
この手の話しは俺も何度となくヤられている──
ただ…
社長がこんな辛辣さをひけらかす時は見捨てる前提じゃない。
明らかに舞花に期待を寄せている証拠だ……。
社長の口振りにムッとしながらも舞花は社長から目を反らさなかった──
お、…いい目をしてる──
俺がそう思ったってことは社長も同じことを感じてる筈だ。
舞花は確かに少しずつ…
成長してきている──
「キレイだけでは食えん……そんなタレントは腐るほどいる。だがお前は女優になった。女優にキレイはいらんっ──…お前の持ってる華を出せ」
「……華っていったって……」
社長に真剣に諭されて舞花は口ごもる。

