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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局
「おい、晶! 仕事入ったぞ」

「………」


喫茶店で昼食後の休憩時──

震える電話を手に取ると健兄は唐突にそう言った。

「仕事って…もうしないよ。夏希ちゃんが煩いから」

断りながら、ちょっと口惜しい気もするけどしょうがない。

溜め息を吐きながら断るあたしを何故か健兄は笑い飛ばしていた。

「まあ、そう言わず、聖夜のことはこっちで何とかするから頼まれてくれ。今回もお前をご指名だから舞花に頼むわけにもいかん」

今回も?

あたしは健兄の言い回しにふと耳を止めた。

今回もってことはまたマリオか……

ピンときてあたしは尚更健兄に意見する。

「マリオからの仕事は一切断ってって言われてるから」

「誰がマリオだって言った?」

「え? 違った?」

あらやだ、勘違いが知れて何だか恥ずかしい。

そう思う矢先、電話の向こうで健兄はふっと笑う。

「まあ、あながちハズレてはいないがな」

「ハズレてはいない?」

「ああ、今度の仕事は前にストッキングのCMを受けただろ? あれだ」

ストッキング…

そう言われてみればそんな仕事をしたな?…

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