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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ

「ええっ!? 死ぬのっ!?」
「そう、死ぬの。てか、もう死んだからあとはクランクアップ待つだけ」
ベッドに転がりながら、キッチンに立つ晶さんに顔を向けてそう返した。
源氏物語のラストを説明してその内容に驚く晶さんを笑いながら俺は眺める。
朝食を簡単に作ってくれる晶さんを目にして今日はワクワク感もひとしおだ。
撮影は今日で最後。光の君が自害した後に藤壺の腹に子が居たことが知れる。
父親と光の君、どちらの子かもわからぬまま、藤壺は光の君を想いながら舞いを踊る光の君の回想シーンでの場面を最後に撮影は終了する。
クランクアップの打ち上げも早々に今日は早く帰りたい──
家にいながらにしてそう思う。同棲を始める為に晶さんの荷物はもう社長の家から全部持ってきた。
家具があるわけじゃないから大した荷物の量ではないけれど…
やっぱり嬉しくてしょうがない。

