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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第7章 スローなラブで

何を作ろうか…

人通りの少ない路地を抜けて小さなスーパーに立ち寄った。

冷凍庫に晶さんが仕込んだ粗びきミンチのタネがあった筈だ──。

中味を思い出しながら主役メニューを考えて必要な物をカゴに放り込む。

俺ってこんなにマメだったっけ…

デミグラスソースの缶詰めを手にして適当な野菜を選びながら、ふと思った。

身体のことを考えてサラダを食べて欲しいなんて考えてるあたり、もう立派な主婦だ。

同居しはじめてから晶さんのことだけ考えて動いてる。

子役からずっと仕事に打ち込んできた。

学校なんてまともに行ってない。それでも大人に囲まれて社会で学ぶべき物は学んだからこれと言って不便はない──

団体行動
上下関係
規律に礼儀──

競争心に生き抜き方も…



戦い方は全て芸能界で学んできた──


努力したからこその結果が現れる仕事は厳しいなりに楽しかったし、だからこそ演技力も鍛えられたわけで…


でも、


今、俺は──その楽しかった生活を何時でも捨てる準備をしている。


仕事よりも次なる夢中になるものを見つけたから……

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