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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第35章 予測不能のシナリオ


振り落とされそうな勢いに目が見開く。

「ちょっ…危なっ…怖いから止めてっ…」

そう口にしながら何故か笑っていた。人って恐怖を感じるとつい笑うものなんだろうか?

焦るあたしをマリオは楽しむようにしてその行為を止める気配はない。

「やだっ…もうほんとに危ないからっ…」

「あと三回回ったら降ろしてやるから」

「三回!? なんで三回!?」

尋ねたあたしにマリオは“さあ?”と首を捻って笑って返した。

怯えながら必死に怒るあたしを笑い、マリオはゆっくりと下に降ろす。

約束通り、三回だ。地だに足を着けて思いきりホッとした息を漏らすあたしをマリオは覗き込んでニッコリ笑った。

「緊張はほぐれた?」

「………」

言われてみると確かにそうだ。大きく声を出して騒いだお陰かピンと張った緊張の糸がいつの間にやら緩んでいる。

子供騙しみたいな策だったわりに速効で効果はあったみたい…。。。

「気を使って頂き有難うございます……」

「いやいや…一応、プロで先輩だからね」

余裕の笑みを見せるマリオになんとなく…“してやられた感”が沸いた。

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