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Laziness と Hard working
第24章 過去と対峙
《杏に何があったか
私に話したくない程
辛かったんだよね?
杏は覚えてるかな?
私は絶対に
忘れられない事があるんだよ
私が高校の時に
付き合って親に
反対されて別れちゃった
陸くんの事
あの時に杏はなんて言ったか
覚えてないかな?》
『⋯わからないよ⋯
もう⋯あの頃の⋯事⋯
⋯思い出せない⋯の⋯ごめんなさい⋯⋯』
《陸くんどうなったかも?》
『ごめんなさい』
《病気で亡くなったんだ
私は妊娠していたの
周りの人みんなが反対したの
私が産みたいって言って
杏はなんて言った?
『麗子ちゃん
頑張って産めばいいから
世界中が敵でも私がいるよ
大好きだから産みたいんだよね?
だったら私が味方するから
勉強なんて何時でもやれる
今やりたい事をすれば良いの
麗子ちゃん
バカバカしい
運命とか言う人達の
言う事は聞かないで
やりたい事をしたらいいから』
杏はそう言ってくれたの
だからそのつもりで
学校も辞めるつもりで居たのに
でも赤ちゃん育たなくて
駄目になっちゃったんだ
私はあの時
死にたくなる程キツくて
陸くんの所に⋯
⋯そう思っていたんだよ》
『麗子ちゃん?』
《杏はあの時も
『陸くんが
麗子ちゃんの事を考えて
赤ちゃんを
連れて行ってしまったんだね
だから大事にしないと
麗子ちゃんは生きなくちゃダメだよ
私が陸くんのかわりに
麗子ちゃんを見てるからね』
そう言ってくれたの
杏だけが産んで良いって
ちゃんと生きなさい
そう言ってくれたんだ》
『⋯』
《私を見ていてくれないの?
杏?
杏が居たから
今まで頑張ってこれたのに
約束したのに忘れないで》
『⋯ごめんなさい⋯
⋯でも⋯でも⋯もう⋯
⋯麗子ちゃんを⋯辛い事に⋯』
《杏が居なくなったら
今まででいちばん辛い事になるよ
わかる?
もし私が居なくなっても
杏は平気で毎日過ごせる?》
『それは⋯
⋯私は⋯秘密がある⋯』
《秘密ね
死ぬまで話さない事に
私はそう思っていた事がある
杏が思い出さない事を願って
杏のパパの葬儀の時
覚えてないかな?
杏が男の人達に怒鳴っていた
あのあと私が
杏に聞いたんだ
あの人達に何をされたか
だから杏は秘密なんて無いよ》

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