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第5章 信の恋愛事情

啓介先輩の挨拶に

「いってらっしゃい」

皆が声をかけて見送った


「あの・・・」
「じゃあ・・・私もそろそろ・・・」

時田が先輩に賛同し席を立とうとする

「・・・帰んの？」

「あ・・・うん」

「今、来たばっかじゃん」

あれ？
俺・・・
何で引き留めてんだ？


「・・・でも、知らない人ばかりだし・・・」
「それに・・・私、知らなくて来ちゃったし・・・」

時田が俯く

「それに・・・ほら！！」
「私、呼ばれてなかったし？」
「私だけこんな格好で浮いちゃってるし？」

時田が早口で捲し立てた