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あなたがすきでたまらない
第12章 青春の恋花

「ねぇ?啓介、聞いてる?」
「ああ。聞こえてるよ」
道場からの帰り道、ユキから電話に出た
何やら興奮気味のユキの話に耳を傾ける
「でね?さっきこのはちゃんから電話がかかってきたのよ。珍しくてビックリしたわ。もちろん嬉しかったのよ?このはちゃんったら遠慮してかけてこないから・・・」
「で、何て話だった?」
「それがね?このはちゃんの友達の恋バナの相談だったのよ~」
「へぇ?」
「相談にのってあげたいけど私ではあまり力になれそうもないから。って・・・頼りになるお姉さんはユキさんしかいないって・・・ほんと、可愛いわ」
「良かったな」
「でも、私とこのはちゃんってどんな関係だっていえばいいのかしら?このはちゃんのお願いが嬉しすぎて二つ返事でOKしちゃたんだけど・・・」
「俺の姉でいいんじゃね?顔そっくりだからすぐばれるよ」
「あんたの事、知ってるの?なんで?まさか・・・自分と付き合ってるとか独占欲丸出しにしたんじゃないでしょうね?」
「・・・色々あって、紺野さんとその友達には俺達が結婚した事、話したんだ」
さすがユキ。感が鋭い
「色々って何よ?このはちゃんは大丈夫なんでしょうね?」
「まぁ・・・色々あって・・・」
「もう!!さっきからそればっかり!!いいわ。このはちゃんに直接訊くから」
「ああ。そうしてくれ」
電話の向こうで赤ん坊の泣き声が聞こえた
「電話いいの?泣いてるけど・・・」
「実家だから大丈夫。ママが居るから・・・それより土曜日は啓介も晩御飯、来るんでしょ?啓介がたこ焼きにするってママ言ってたわよ」
「まぁ、親父次第だな。それより浴衣の事、頼んだぞ」
「はいはい。わかってる。誉クンがお腹すいたみたいだから切るわね」
なんか・・・
せわしない電話だったな
それにしてもこのははユキか・・・
俺にも話してくれるかな?
なんてな・・・
女同士の恋バナに男はいらんよな
ちょっとおもしろそうだけど
「ああ。聞こえてるよ」
道場からの帰り道、ユキから電話に出た
何やら興奮気味のユキの話に耳を傾ける
「でね?さっきこのはちゃんから電話がかかってきたのよ。珍しくてビックリしたわ。もちろん嬉しかったのよ?このはちゃんったら遠慮してかけてこないから・・・」
「で、何て話だった?」
「それがね?このはちゃんの友達の恋バナの相談だったのよ~」
「へぇ?」
「相談にのってあげたいけど私ではあまり力になれそうもないから。って・・・頼りになるお姉さんはユキさんしかいないって・・・ほんと、可愛いわ」
「良かったな」
「でも、私とこのはちゃんってどんな関係だっていえばいいのかしら?このはちゃんのお願いが嬉しすぎて二つ返事でOKしちゃたんだけど・・・」
「俺の姉でいいんじゃね?顔そっくりだからすぐばれるよ」
「あんたの事、知ってるの?なんで?まさか・・・自分と付き合ってるとか独占欲丸出しにしたんじゃないでしょうね?」
「・・・色々あって、紺野さんとその友達には俺達が結婚した事、話したんだ」
さすがユキ。感が鋭い
「色々って何よ?このはちゃんは大丈夫なんでしょうね?」
「まぁ・・・色々あって・・・」
「もう!!さっきからそればっかり!!いいわ。このはちゃんに直接訊くから」
「ああ。そうしてくれ」
電話の向こうで赤ん坊の泣き声が聞こえた
「電話いいの?泣いてるけど・・・」
「実家だから大丈夫。ママが居るから・・・それより土曜日は啓介も晩御飯、来るんでしょ?啓介がたこ焼きにするってママ言ってたわよ」
「まぁ、親父次第だな。それより浴衣の事、頼んだぞ」
「はいはい。わかってる。誉クンがお腹すいたみたいだから切るわね」
なんか・・・
せわしない電話だったな
それにしてもこのははユキか・・・
俺にも話してくれるかな?
なんてな・・・
女同士の恋バナに男はいらんよな
ちょっとおもしろそうだけど

