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第13章 みんな集まれ！！たこ焼きパーティー

伊織ちゃんと高橋君ｓｉｄｅ


「で・・・先輩の家でたこ焼きパーティーをする事になったのよ。直哉も当然来るでしょ？」

「は？おま・・・いきなり、何言ってんだ？」

「今日はこのはとユキさん。先輩のお姉さまとデートだって言ってたでしょ～？それでそういう流れになったの」

「いや・・・だから何で俺まで？」

「つべこべ言わないの！！楽しそうじゃない！！それとも直哉は嫌なの？」

「い、嫌とかではないけど・・・」

「なら決まりね！！場所はこのはの家の近くだから！！ラインで住所送るね！！」

「え？俺、一人で行けっての？」

「多田君も誘って来ればいいじゃない」

「っていうか、多田も用事とかあるだろうし・・・お前が決めて言い訳じゃないだろ？」

「ユキさんが隣で良いって言ってくれてるもん」

「・・・（隣に居るのかよ・・・。断りづれぇ・・・）」

「聞いてる？六時に集合だからね！！」

「ちょ、ちょっと待て！！お前はいつもそうやって我儘ばっかり・・・」

「女の我儘を許すのが男です～。じゃね！！」

「お、おい！！」


切りやがった・・・
何だってんだ？
伊織の奴・・・

電話の向こうでめっちゃ楽しそうな声がしてたけど・・・
なんで俺がわざわざ弄られそうな場所に行かなきゃならねぇんだよ・・・
参ったな

多田に連絡してみるか？

多田も断ったからとか何とか言って・・・断るか？
嫌・・・なんかそれも逃げてるみたいでヤダ

はぁ・・・
仕方ねぇな

結局、伊織の我儘に振り回される俺が居た