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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
「「ノート見せてよ」はシュンなりの茶化し方だったんだけどな。アイツ頭良いし」

クククって笑う多田

何だよ?
そのお洒落な茶化し方
腹立つな
どんだけ、モテんだよ?
どんだけ、イケメンだったんだよ?

誰をも虜にする柳が伊織を諦めてくれた事にホッとしてしまうじゃねぇか!!
そして、俺をいたぶる先輩が、そんな柳を屁とも思わないで瞬殺してしまった事を認めざるを得ないじゃないか!!

多田から聞く柳の「モテ」のスキルはいか程か!!
と、思うけど聞きたくない
お腹、いっぱいだし

自分に自信が持てなくなる・・・
ってか・・・伊織すごいな
そんだけのイケメン振って俺の彼女になってくれたんだもんな

・・・俺の幼少期と、中小期・・・頑張ってて良かった
心から思った

「・・・ってかさぁ?お前の思い出の登場人物、イケメン率高すぎんだけど?」

「だよなぁ?」
「俺、そっから師範を見つけた時は奇跡かと思ったもん」

「まさか・・・」

「柳・・・シュンに負けない位強くなりたくてさ?どうやったらいいかって思ってたんだよ。警察官の人が「強さはそれぞれ違うから」って言われてもどうしていいか理解んなくてさ?」

「まさか・・・」

「天高の下見の帰り道だったよ。たまたま通りかかった道場で師範を見つけてさ?」

嘘だって言ってくれよ

「会えて嬉しくてさ?勿論、速攻で道場調べて師範に・・・警察官の人に会いたくて・・・
強くなりたかった」
「師範の道場に通って練習しまくった」

「・・・そん時の警察官って・・・師範って・・・」

嘘だよな?

「俺の中の師範は一人だよ?お前も知ってるじゃん。あんなにカッコ良い人、他に居る?」

「ぐ、偶然すぎないか?」

「奇跡だって言ったろ?」

「にしたって・・・マジかよ?」

「奇跡が現実で、俺って何て幸せ者なんだろって思ってるけど?」

・・・理解した
そりゃそうだろ
今、聞いた多田の過去の実在の登場人物が実際に居た事に・・・
まさか先輩だったなんて・・・

「か、課長って?」

「うん。メガネを師範に届けろって言ってくれたからさ?この間のたこ焼きん時に・・・やっとお礼を言えたんだ」

マジか~?
マジか~??
先輩、俺の事ばっかイジるから舐めてたわ
多田が尊敬する人居るってのは聞いてたけど・・・
理由聞いたら・・・

クソっ・・・
完敗すぎたわ

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