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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
伊織said


「はぁ~!!楽しかったね!!冷たかったね!!」

「すぐに乾くって言ったのお前だろ?」

「ね?多田君も宝も楽しかったよね!!」

後ろを振り返って見た
あれ~?
宝の顔が暗黒?
なんだ?どうした?

「宝、大丈夫?具合悪くなっちゃった?」

「う、ううん!!」

「え?あんた避けなかったの?ずぶ濡れじゃん!!」

普通、ある程度来るって理解ってたら顔位、背けたりとか手で隠すでしょ?
まさか・・・
また・・・

「た、多田く・・・」

「紺野さん。俺、タオル買ってくるわ。二人は好きな所に行ってていいよ!!相原さん行こう!!」

「は、はい」

今まさに多田君にお願いしようとしてたんだけど・・・
私の返事も聞かずに多田君・・・
宝を連れて行っちゃった
置いてかれた私と直哉
多田君、男らしい

「多田、やるじゃん」

「だよね・・・」

「何?多田に惚れそうになった?」

「ばか!!ヤキモチ?」

「ちょっと・・・」

やだ!!
直哉が可愛い!!

「た、多田君やるなぁ。って、直哉と一緒の事、思ってただけだよ!!」

「いいじゃん?俺も伊織と二人になりたかったし?」

そ、そんな事言う?
は、恥ずかしいじゃん!!
ま、まぁ・・・私も一緒だけどさ!!

「どした?行こうぜ?」

「う、うん」

「多田だって二人になりたかったんだって。気を利かせてやろうぜ?な?」

「う、うん。そうだけど・・・」

「何?なにか心配?多田だって取って食いはしねぇって!!」

「じゃなくて・・・宝が心配」

「どうして?」

「あの子・・・」
「宝って・・・昔から私の可愛い妹で・・・妄想大好きで、少女漫画の世界が大好きで・・・見た目すんごく可愛いのに自分に自信がなくて・・・今日だってすんごい緊張してて・・・さっきだって多分上の空で・・・ドジで・・・
きっと、頭の中で妄想しすぎてて・・・私が居ないとダメで・・・」

「俺は伊織の責任感、大好きだけどな?見守ってやってもいいんじゃね?」

「でも・・・」

「多田を信じてやれって!!従妹ちゃんを応援してやれよ!!」

「うん・・・」

「なんかあったらスマホがあるだろ?」

直哉はそう言うけど・・・
宝・・・少女漫画じゃなくて現実なんだよ?
だ、大丈夫かなぁ?
一応、ラインだけでもしておこう
宝、頑張れ!!
多田君、頑張って!!
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