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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
多田くんsaid


良かった
怒ってなかったみたいだ
ってか、ノリ良く
「ミニオンです」
なんて・・・
可愛すぎて心臓止まるかと思ったわ

「ミニオン・・・かわい」

(君がかわいい)

とは言えないやっぱヘタレな俺
でも、かわいいと言えただけでも自分の中では花マルなヘタレな俺

「ゆ・・・ゆ、ゆ、ゆ、ゆ・・・」

「ん?」

めっちゃ顔赤い
やっぱミニオンコスが恥ずかしいのかな?

「シャツ着れば目立たないかもだけど・・・そんなに恥ずかしかった?」

恥ずかしいなら仕方ないかな?
残念だけど・・・

「い、いえ・・・あの・・・ですね・・・」

「あっ。そんなに嫌なら別の店で違う服買おうか?」

勿論、今日の為に貯めた小遣いの結構なマセた金額を持ってきたつもり

「い、いえ!!お、お金は勿論!!払います!!」

「そんなのはいいよ。やっぱミニオン嫌だったなら・・・」

「そ、そんな訳ありません!!大変、お気に入りになりました!!」

「ふっ・・・なら良かった」

あんまりにも必死で言ってくれるから嘘じゃないんだな。って思う。

「それで・・・お代金を・・・」

「いいから。本当に」

「でも・・・」

「ここに来た記念って事で・・・貰ってくれると・・・その・・・嬉しいんだけど」

「じゃ、じゃあ・・・私もその何か・・・ゆ、ゆ、ゆ・・・」

「???」

さっきから「ゆ」がどうしたのかな?
また顔が茹蛸状態なんだけど・・・

「ゆ、ゆ、ゆ・・・優君に・・・買いたいって言うか・・・」

ゆうくん!!
優君って言った今?
何?
も一回!!
もう一回!!
お願いします!!

「ゆ、ゆ・・・優君って・・・呼んでも・・・いいですか?」

ちょっ!!
神様っているんだな
それともあれか?
キューピーちゃんみたいな・・・背中に羽が生えてる・・・
あれだ!!
恋のキューピッドが今、俺の周りでラッパ吹いてるに違いない!!
間違いない!!
だって俺には聞こえる
鈴のような声で
「優君」って言った天使の様な音色が・・・

「もも、も・・・もちろん・・・よ、呼んでくれたら・・・い、いいですよ」

やべ・・・
ありもしないメガネをクイッとしてしまった
やべ・・・
めちゃくちゃ・・・
めちゃくちゃ・・・
嬉しいわ
って言えば良かった
言えないヘタレな俺
ってか・・・名前って・・・だ、大胆!!
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