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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実



「朔夜が良いと言うのだったら、暫く使わせて貰おうかしら?
本当はホテルが苦手で困っていたの、荷物の割には手狭で寝るのが精一杯」


「普通のシングルか、そりゃ狭い‥
此処だったらゲストルームもある、好きに使ってくれ‥‥ああ!飯が出ないのだけは勘弁してくれよ」


「ぷっ‥‥
食事はコンサートの時はスタッフと一緒だから大丈夫、空き日は‥‥コンビニ??」


「・・・せめてマンションのフロントに連絡して、何か宅配物にでもしてくれ‥
俺の方からフロントに連絡しておくから心配するな」


コンビニが悪いとは言わんが、毎日となると栄養バランスに偏りが出る‥
ああ、スケジュールを聞いてホテルのケイタリングでも入れておくか?


だが暫く楽しいアフターが送れそうだ‥
俺にすれば最高のクリスマスプレゼント、ついでに正月のお年玉付きと来た。


初めて会った時から気にはなったが、まさか本当に関係を持つ事になろうとは、あの時の俺は全く思ってもいなかった。


奇しくも遠藤のお陰‥
彼奴らにはまたセフレと言って誤魔化すんだろうなぁ、間違ってもリュカとは言えん。



「何を考えていたの朔夜?」


「・・いや・・
奇跡的な出逢いに‥
メリークリスマス、リュカ」


「くすくす‥‥
メリークリスマス朔夜」


グラスを掲げてまたシャンパンを飲む。


少しはクリスマスイブが良いものに思えそうだな‥
リュカが居るという奇跡に。



その後はまた別の話だ・・・



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