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悠一郎の独り言
第44章 2018年08月01日(水)23:53
キスは程ほどで、公園に足を向けました。
案の定といいますか…人の多さに苦笑いをしたのは言うまでもありません。
数百メートル歩くだけでも時間はかかります。
ましてや沙羅は足が悪いですから、帰りの事を考えると余り中に入らず、出口付近で見ることにしました。
花火が上がるまで少し時間があったので、ビールとハシ巻きとイカ焼きを買って食べました。
どうして、こういう場所で食べるものは美味しいんでしょうね。
ふたりで仲良く食べていると小さな花火があがりました。
打ちあがる合図です。
空を見上げた瞬間に、暗い大空に大輪の花が咲き乱れました。
すぐ傍で打ち上げるので大きいんですよね。
その音と見事な花に言葉を忘れるほど見入ってしまいました。
沙羅も感動しているのか、私の手をギュっと握り締めて瞬きもせずに見ているんです。
花火よりきれいだなと…思って見惚れてしまいました。
一際大きな花が咲くと、瞳を大きく見開いて驚きます。
その表情も可愛くて愛おしくて、握っている手をギュっと握りしめてしまいました。
それに気が付いた沙羅が私を見ました。
瞳と瞳がぶつかれば…人ごみの中キスを…してしまいました。
沙羅は恥ずかしそうに俯き、そして花火が上がる音が鳴り響けば、また空を見上げます。
最近思ったのですが…私はキス魔だったようで…隙あらばとキスをしてしまうんです。
もちろんマスターの前ではしませんよ(笑)
そんな感じで花火を見ていると時間はあっという間に過ぎていきます。
フィナーレになる頃には帰る人も現れ、私たちも出口に近い場所に移動してフィナーレを楽しみました。
一気にあがる花火は圧巻一言でした。
フィナーレの最後最後には公園を後にして家に戻りました。
もちろん、私の家です。
家に戻り、浴衣をきたままビールを飲みました。
浴衣姿の沙羅を見ながらビールを飲む日が来るとは思ってもいませんでしたが、沙羅のおかげで夏らしく花火を見られて暑さも忘れるほどでした。
ビールを飲んでいると沙羅はそのまま眠りについてしまって、浴衣を着たまま眠っています。
さすがに脱がせることもできずに…あと少ししたら起こそうと思います。

写真がないのが残念ですが、少しでも花火を感じてもらえたらと思います。
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