この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悠一郎の独り言
第46章 2018年11月12日(月)21:21
当日はマスターはお店を休みにして応援です。
街中と言う事で、他の大会より40分早い8:20スタート。
家が近いので朝はノンビリなのがいいですね。
って、去年もこんな話をしましたね。
去年はまたまだ一人で走っていたので、それさえも懐かしく感じます。
さてさて、結果ですが、54分21秒と好タイムでした。
沙羅も終始楽しそうで、沿道の応援に手を振ったりハイタッチをしたりと笑顔でした。
もちろん、常連さんたちも至る所で応援してくれます。
短い距離なのに食べ物や飲み物を用意してくれる方々もいて有難かったですね。
そして、ゴールでは手を繋いでのフィニッシュ。
これも憧れの一つだったので私の方がうれしくて涙がでそうになりました。
ゴールではマスターが待っていてくれて、無事に完走できた沙羅を見て涙ぐんでいました。
マスターも沙羅の足の事をずっと気にかけていましたから、どこかホッとしたんでしょう。
そんな男ふたりが涙ぐんでいるのに当の本人は、また来年も出たい!他の大会も出たいと興奮気味でした。
後から聞いたことですが

「自分が走ってゴールできるなんて思いもしなかった。
悠一郎の走っている姿を見て、私も一緒に走ってゴールしたいなって思ってた」

と言ってくれたんです。
私の走る姿を見て何かに挑戦したいと思えたことに、うれしく思いました。
趣味で走っていた事だけど、誰かの第一歩になれたと思うと感無量です。
その後は言わずと知れた打ち上げです。
マスターの手料理とお酒で盛り上がります。
フルマラソンのTV中継があってるのでそれを見ながらで、私は去年走った事を思い出しながら見ていました。
今回も浴びるほど飲んだお酒で記憶がありません(笑)
起きたらまた、沙羅の部屋でした。
腕の中には愛しい沙羅が気持ちよさそうに眠っていました。
知り合って一年、抱きしめて眠れる幸せを実感しました。
そして、マスターや常連客のみなさんに受け入れられていることも幸せな事です。

知り合って一年
もう一年なのか、まだ一年なのか分かりませんが、これからも沙羅と一緒に過ごしていきたいと思います。
/170ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ