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悠一郎の独り言
第8章 2017年11月17日(金)19:17
14時を過ぎるとお客さんもいなくなり私だけになってしまいました。
ちょうど食事を終えた頃だったので珈琲とデザートを出していただきました。
お店だからでしょうね。
クリームたっぷりのパンケーキを出していただき珈琲と一緒にいただきました。
沙羅さんは私の横に座り食事を始めました。
同じワンプレートでも量は少なめです。
小食なのでしょうか?
マスターは買い物に出てくるから後を頼むと言って出かけられました。
そうなんです。
お店には私と沙羅さんのふたりっきり…
どうしましょう?
どうしたらいいのでしょうか?
公園と違った緊張感が私を襲います。
緊張して、パンケーキを切るナイフがカチャカチャと音を立ててしまいました。
「緊張…しないでください…」
私の緊張が伝染したかのように沙羅さんも少し頬が赤くなっていました。
「すいません…」
そして沈黙が流れます。
せっかくの時間なのに、おしゃべりができませんでした。
ただ珈琲を口に運び、時間だけが過ぎていきます。
どのくらい時間が過ぎたでしょうか。
沙羅さんが話をしてくれました。
「気づいてらっしゃると思いますが…足が悪いんです。小さい頃に交通事故に巻き込まれて…その時に…母を亡くしました…小学5年生の時でした。」
ぽつりぽつりと話す内容は彼女の過去で悲しいモノでした。
もしかしたら、この沈黙をどうにかしたいと思って話し出したのなら、とても申し訳なく思いました。
それでも彼女の事が少しでも分かればと思い口を挟まず聞くことにしました。
「母と買い物にでかけた帰りに、暴走車がつっこんできて…正直記憶はありません。気がついたら病院のベッドの上でした…。その時に買いに行っていたのが、あの画材入れなんです…事故のせいで傷が入ってしまったんですけど私の宝物です」
いつも持ち歩いている木材の画材入れを思い出します。
角がかけているのが事故でついた傷なのでしょう。
ちょうど食事を終えた頃だったので珈琲とデザートを出していただきました。
お店だからでしょうね。
クリームたっぷりのパンケーキを出していただき珈琲と一緒にいただきました。
沙羅さんは私の横に座り食事を始めました。
同じワンプレートでも量は少なめです。
小食なのでしょうか?
マスターは買い物に出てくるから後を頼むと言って出かけられました。
そうなんです。
お店には私と沙羅さんのふたりっきり…
どうしましょう?
どうしたらいいのでしょうか?
公園と違った緊張感が私を襲います。
緊張して、パンケーキを切るナイフがカチャカチャと音を立ててしまいました。
「緊張…しないでください…」
私の緊張が伝染したかのように沙羅さんも少し頬が赤くなっていました。
「すいません…」
そして沈黙が流れます。
せっかくの時間なのに、おしゃべりができませんでした。
ただ珈琲を口に運び、時間だけが過ぎていきます。
どのくらい時間が過ぎたでしょうか。
沙羅さんが話をしてくれました。
「気づいてらっしゃると思いますが…足が悪いんです。小さい頃に交通事故に巻き込まれて…その時に…母を亡くしました…小学5年生の時でした。」
ぽつりぽつりと話す内容は彼女の過去で悲しいモノでした。
もしかしたら、この沈黙をどうにかしたいと思って話し出したのなら、とても申し訳なく思いました。
それでも彼女の事が少しでも分かればと思い口を挟まず聞くことにしました。
「母と買い物にでかけた帰りに、暴走車がつっこんできて…正直記憶はありません。気がついたら病院のベッドの上でした…。その時に買いに行っていたのが、あの画材入れなんです…事故のせいで傷が入ってしまったんですけど私の宝物です」
いつも持ち歩いている木材の画材入れを思い出します。
角がかけているのが事故でついた傷なのでしょう。