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第7章 同僚達と

そしてマスターは向こうの客の前に行ってしまった。

二人はそれぞれ自分のフォークで自分の分をとって食べ始める。

「そっちこそ、岡本さんが最近よく飯島さんの席に行くようになったじゃない」

「そう、すこし煩わしいのよね」

「そうなの？楽しいそうに話しているように見えるけどな。気があるのかなって」

「そんなわけないでしょう。お付き合いよ。妻子持ちの人を好きになるようなことはないわ」

「それは失礼しました」

「ウフフフ。ところで木戸君はどうなの？彼女ちゃんと」

「う～ん、変わらないよ」

「土、日はよく会ってるの？」