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わざとの嫉妬、それからの・・・
第11章 倒錯の戯れ
「でも、この唇をアイツの舌で舐められてるんだ」

男は指先でリアルな熟女の唇をなぞった。

それに女の小鼻や唇が細かく揺れるのが見えて、男は嬉しくなった。

「耳も・・・。本当は耳なんて感じちゃってるんじゃないのかい」

返事をしてこない女の顔が少し微笑で、「ちょっとだけ」と打ち明けられた。

それに対して嫉妬はしなかったし、悪い気も起きなかった。

起こったのは一寸した新たな興奮。

新井に感じさせられて赤らんでいる飯島亜紀子を思い浮かべて体を熱くさせると、きつく熟女を抱きしめるとその耳たぶを舐めてそして噛んだ。
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