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第3章 前段階　第二弾　彼女とのセックス

〔彼女さんとどちらへ？〕

すぐに〔ラブホ〕と送信してから続けざまに〔そっちは？〕と送った。

するとまもなく〔彼の部屋に行く。今、タクシーの中〕と返信が返ってきた。

それを見てギューッと胸が絞まる重いがした。

分かってはいたことだが、こうして現実を目の当たりにすると、（そうだよな）とガックリして、ジェラシーの怒りもこみ上げて来る。

そんな気持ちをぶつけるように携帯を頭の上の台に手荒に置くと、これから淑江と一戦交えようとしている自分のことを棚に上げ、他の男に抱かれに向かっている飯島亜紀子のことを恨んで妙な興奮が芽生えてきた。