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君を孕ませたい
第11章 新しい生活

私の長くて短い、
濃くて甘い夏休みが終わり、
新学期が始まった。
転校するのは初めてのことで
上手く挨拶ができるか不安だったけれど
なんとか声も裏返ることなく済ませることができた。
案内された私の席は廊下側の一番後ろで
クラス全体を見回すことができて
渡してもらった座席表を見ながら
それとなく顔と名前を認識することができた。
2学期で既に出来てしまったグループの中に入っていくのはなかなか難しくて、人見知りな性格と女子生徒が少ないことも災いし、折角挨拶をしてくれても会話を続けることができなくて、友達を作るのがこんなに難しいのかと初めて実感した。
大学教授であった祖父の影響か、勉強することが苦ではなかった私は、地元では進学校と呼ばれる高校に通学していたため、勉強に関しては困ることなく付いていけているのが救いだった。
濃くて甘い夏休みが終わり、
新学期が始まった。
転校するのは初めてのことで
上手く挨拶ができるか不安だったけれど
なんとか声も裏返ることなく済ませることができた。
案内された私の席は廊下側の一番後ろで
クラス全体を見回すことができて
渡してもらった座席表を見ながら
それとなく顔と名前を認識することができた。
2学期で既に出来てしまったグループの中に入っていくのはなかなか難しくて、人見知りな性格と女子生徒が少ないことも災いし、折角挨拶をしてくれても会話を続けることができなくて、友達を作るのがこんなに難しいのかと初めて実感した。
大学教授であった祖父の影響か、勉強することが苦ではなかった私は、地元では進学校と呼ばれる高校に通学していたため、勉強に関しては困ることなく付いていけているのが救いだった。

