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君を孕ませたい
第1章 被っていた仮面
「ああ・・っ、またなかにっ・・」


小刻みに体を痙攣させながらぱたんともたれ掛かってきた。



(気持ち良い・・いくら出しても治まらない・・が・・)



ぐったりしている実咲に目をやる。



(さすがに少し休ませるか)



そのままベッドに横たわらせ、自身の陰茎をずるりと抜く。



「ん・・・っ」

実咲が微かな吐息を漏らす。



先ほどまでぴっちりと閉じていた膣口は挿入の余韻で少し広がり、そこからは血の混じったどろりとした精液が溢れ出てきている。



その艶めかしさにぞくっと背筋が震え気持ちの昂ぶりを感じたがぐっと堪える。



実咲の愛液でベトベトの手を枕元のタオルで拭き、部屋の隅にある冷蔵庫からミネラルウォーターを取り、ベッドに戻る。



「実咲、お水飲んで」


そっと起こしてやり、ペットボトルを口にあて飲ませてやる。



口元から零れるのも気にせずごくごくと美味しそうに飲み込む。



零れた水が顎を伝い胸を濡らし、その情景に何故だかぞくりとする。



実咲が飲み終え口を離し、残りの水をぐいっと一気に飲み込む。





「実咲、あの・・」

想いを伝えようとするが言葉に詰まってしまう。



「どうして・・っ、どうしてこんな事したんですか?」

声を震わせながら聞いてくる。



「ごめん。実咲を俺の、俺だけのものにしたかった」



「だからってこんな・・」



「この前、再会した瞬間に実咲に心を奪われてしまったんだ。本能で実咲が欲しいと感じてしまった」



「でも・・っこんな風に・・無理矢理・・」



「実咲は可愛いから学校が始まったらきっと多くの男子生徒の目が向けられる。その前に俺のものにして離れられなくしたい、そう思った」



「翼さんは格好良くて優しくて・・このまま一緒にいたら好きになっていたと思うのに・・こんな形で・・」



「これから俺を好きになればいい」








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