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蝉が鳴いた日
第4章 研修1日目
ここに来る車に乗ってから何も口にしてなかった私は
受け取ったパンを口にした…
でもパンを食べると、余計に喉が渇いてきた…

「あの…あの…すいません…」

ガァァ…
天井から声がする…

「どうした?何か用か?」

「あの…喉が渇いて…何か飲みたいんですけど…」

「わかった!…では、お前の目の前にある箱の鍵を届けよう!」

「今から言うコトを良く聴け!…わかったか?」

「はい」

「食べ物が欲しいなら、上着を脱いで、上半身ブラだけになれ!」

「飲み物が欲しいなら、スカートを抜いで、下半身パンツだけになれ!」

「食べ物飲み物両方欲しいのなら、ブラとパンツだけの姿になれ!」

「どちらもいらないならそのままでいろ!」

「そんな…」

そう言うと男の声は消えた…

下着姿…そうしないと…この先ずっと食べ物も飲み物も貰えないの?…
なんで…なんで私が…こんな目に…
私は暫く考え…服を脱ぎ始めた………
下着姿になり5分ほどすると男が入って来た…

ガチャ…

「ほら!箱を開ける鍵だ!」

私が男から鍵を受け取ると、男は脱いだ服を持って部屋を出て行った…

ガチャ…
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