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幸せになれる恋
第12章 聖のお料理教室



「水だよ。水だけで洗うんだ。」

「だって綺麗になりませんよ?」

「桜。野菜食う時に石鹸で洗うか?
水で洗うくらいだろ?」

「そうですね。」

「米も水だけ。」

「でも、石鹸で洗って水で流した方が
綺麗になりませんか?」

「お願いしますから。
石鹸の味がする米とかいやだから
水だけで洗ってください。」



これはほんとにやばいやつだな。


あいつ用にタブレット買って
キッチンに置けるようにしてやるか。





「さくら。今日疲れただろ?
たっぷり食えるように
たくさん準備してやるから
ソファーに座ってていいよ!」

「でも。」

「いいから!だから片付けは
一緒にやって手伝ってくれるか?」

「はい!手伝います!」

「じゃ出来たら呼ぶから
休んでていいよ」


桜が落ち込まないように
おでこにキスをしてソファーに行かせた。







そこじゃない!!!!
ってツッコミどころがありすぎる。



だめだ。今は考えてる時間ねぇし
さっさとやるか。


聖はテキパキ準備をした。




そして20分後。



ソファーに座る桜を呼ぶが返事がない。

また足を抱える状態で座っている。



「さくら」


そう近くで呼んでも反応がない。


また静かに寝息をたてて眠ってる。


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