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幸せになれる恋
第12章 聖のお料理教室



こそばして起きて機嫌悪くなっても困る!

キスしてあいつの声を聞くと
多分それだけでは止められないだろう。



だから後ろから桜を包んで
身体をゆっくり揺らして起こす。



「さくらちゃん。起きませんか?」

「んんん。あれ聖さん。
私...寝てました?」

「おはよう。眠かったんだ?」

「そんな感じじゃなかったんですけど
何かこのソファー気持ちよくて。」

「気に入った?」

「はい!何かふわふわするんで気持ちよくなります」

「そりゃよかった。
毎日ここにいて桜専用にしていいけど?」

「毎日?////」

「毎日来るだろ。
一緒に帰ってきて飯食うんだから
ここ桜が好きなだけ座っていいから」

「いいんですか?」

「そうするって約束じゃなかったか?」

「そうなんですけど…」

「まぁ一緒に帰るから
嫌でも連れて来て飯食ってから
帰らせるから。」

「は、はい///」

「ってか飯出来た。食おうぜ。」

「はい!お腹空きました。
片付けは私しますから
今度は聖さんが休んでください!」

「手伝うから。」

「ありがとうございます!」



二人で手巻き寿司を堪能した。


二人で作り
これ美味しいと言って作り食べさせた。


やっぱり一人でテレビ見ながら
黙々と食べるより誰かと
話しながら食う飯が美味いな。


聖はこの空間がたまらなく
心地よかったのだ。




さっき気になったことを聞くまでは…


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