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幸せになれる恋
第13章 桜の家族

お互い向かい合わせに座って
身体を密着させていた。
俺の膝に座った桜の胸に顔をつけて。
自分の心臓の音がうるさい。
それと同時に桜の胸からも
ドクドクと大きな音が聞こえる
冷静を装って桜をからかう
「桜の胸気持ちいな。」
「ちょっ、と何言ってるんですか!!」
「緊張してんの?すげぇ音してる」
「当たり前じゃないですか。
さっきまで自分がしてた事分かってますか?」
「ごめん。桜が可愛すぎて
止まんなかった。ごめん」
「謝らないでください。
わ、私も嬉し、か、ったから/////」
「お前ありえない。
そういうの良くない。
俺を煽って楽しんでんだろ?」
「煽ってません。ほんとにそうだから///」
「やばい。ずるい。ありえない。
お前卑怯だけど照れてても
怒ってても可愛いからずるい。
でも笑ってるお前がたまらなく可愛い!」
「ありがとうございます!」
だから気になったあのことを聞いて
救ってやりたいと思った...
でも、聞いてしまって思った
それは桜にすると深すぎる傷だったんだと...

