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幸せになれる恋
第20章 行方不明

「聖…さん…」
「桜?大丈夫?ここに居るから…
頼むからいなくなるなよ…。
死ぬとか言うな。」
「だって...生きてるの辛い...
あの人が追いかけてくる。
一人はいや…なの…」
「うん。桜には俺が居るから。
一人じゃないよ。
もうあいつは来ない。」
「何で…私なの…。
やっぱり私は一生幸せには…なれない子。
聖さん…ごめんなさい。
やっぱりあなたとは居られない。」
「桜、なれないって何で決めつけるの?」
「あの人に…ついて来られる…」
「うん。もう警察引き渡したし
弁護士交えて話し合いしよう。
それから桜の職場
バレてると思うから仕事辞めよう。
しなくていいよ。俺の収入がある。
一人は怖いよな?毎日居るから隣に。
だから…お前が不安なら
ずっと隣にいるから...
死にたいとか…言わないでくれ...」
聖は泣いていた。それを見て桜は
余計に傍に居ては行けない。
私はずっと一人なんだ...
これから一人で生きていく...
生きていくの...?一人で?
いやそれはないか...
もうどうでもいい...
死にたい。

