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幸せになれる恋
第21章 浜田への制裁

「嫌だ...一人に…なりたくない…
もう怖い…思いしたくない…
綺麗な子に…そんな子で、居たかった…
汚れちゃった…から。」
また桜が自分を責め始めた。
聖はこの話はよくないと判断して
「桜。この話は落ち着いてからにしよう。
しばらく家で二人でゆっくりしよう。」
「聖さんは仕事あるでしょ?」
「あるよ。でも休む。隣に居たいし。」
「でも...」
「大丈夫。それに考えなきゃいけない事
たくさんあるからちょっとずつ片付けるよ」
「うん...」
「少し休も。優と貴史が来たし疲れただろ?」
「ううん...」
桜を連れて寝室に行ってベッドに入る。
「桜、寝ていいよ。俺も少し寝る。」
「はい...」
聖は桜の頭を自分の胸に押し当てて
抱きしめるようにしている。
桜が自分に手を回さないのは
眠くないからだろう。
しばらくすると静かに手をまわしてきて
少しすると寝息がきこえる。
聖はそれを聞いてから眠りについた。
とりあえず浜田のことは貴史に任せて
少しずつ解決していこう。
桜の心のケアをしながら。

