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幸せになれる恋
第23章 プロポーズ

「桜。大事な話があるから
そいつちょっとハウスに入れてこっち来て」
「な、何ですか…?」
「いいから来いよ。」
「嫌です。今のこの幸せを…
無くす様なこと言わないでください。」
「は?意味が分からねぇよ」
「だって大事な話って...
別れたいとかですか?
ダメだった所言ってくれてら…
直すから…だから…そばに居たい…」
「うん。居て。ここに。
ずっとそうやって仔犬やルルといる時の
桜みたいに笑ってここにいて?」
「.........。」
「お前のこと泣かせてしまったり
辛い思いさせたり怖がらせたり...
お前にとっては俺は最悪なやつかもしんないけど
俺は桜が隣にいて笑っててくれれば
それで充分幸せなんだよ。
桜にも同じ幸せであってほしい。
会社もうすぐ辞めて不安にさせるかも…
それでも俺は桜と笑ってたい。
これから毎日一緒にいるんだから。
あいつも俺らの子だろ。
だったら仔犬だけじゃなくて
ほんとに子供も欲しい。
だから俺と一緒になって?
俺と結婚してもらえませんか?」
桜は動かない。瞬き一つしない。
「う...そ…。」
「嘘?」
「何で…?」
「何でって桜と一生一緒に居たいから」
「...///////」
桜は下を向いて自分の膝を抱えて
動かなくなってしまった。

