この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せになれる恋
第25章 聖の誕生日
聖はそのブランドが安いものではないと分かっている。
一般的に見ても高級海外ブランドといっても
おかしくないブランドだから。
なのに桜は自分の分も買ったと。
むしろ万年筆もらった俺のが要らなかったんじゃ…
と思いつつもお揃いの物が少し嬉しかった。
「お揃いの物初めてだな。」
「はい!本当は万年筆だけにしようかと思ったんです。
けど奈々が普段使い出来るものもありだって言うから
ブレスレットにしました。
万年筆はお客様との契約書を書いたりするのに
使ってください。
ブレスレットは普段仕事の時は
左は時計してるし右は図面書くのに邪魔なんですよね?
たから休みの日に付けてください。」
ニッコリ笑った桜の腕には
同じブレスレットが...
そして何やらアルファベットのチャームと
桜のチャームが付いていた。
「桜のブレスレットに付いてるの何?」
「桜の花のチャームとみんなのイニシャルです。」
「皆って?」
「私と聖さんとラッキーの」
ホントだ。よく見ればLのチャームがある。
こういう時までラッキーの事は抜かりないな。
聖は関心していた。
でも、このプレゼントが嬉しくて
このあとの時間は大変なことになってしまった。