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幸せになれる恋
第25章 聖の誕生日
夜中に桜は目が覚めた。
身体が重い…
昨日激しく身体を重ねたはずなのに
割とスッキリしている。
すると横でバスローブを着た聖が起きて
「おはよう。シャワー行く?
俺も浴びたい。」
「お先にどうぞ…」
「一緒に行くぞ。」
「いや…大丈夫です。」
「心配しなくても、もうしないから。
お前が可愛くてちょっとやりすぎたな。」
桜はあんなのありえない。
もう二度としないで!と怒り気味だったけど
あんな桜は滅多に見れないから
また何かしら理由付けてしてみようと
聖は考えていた。
明日の仕事は昼前に契約者が来る。
だから朝は少しゆっくりしてから
事務所に行こうと決めた。
桜から素敵なプレゼントを2つも貰い
おまけにあんな大胆な桜を見ることができた。
また何かしら理由をつけて
やらせてもらおうと企む聖の顔は
にやけていたのだろう。
お風呂でシャワーし終えた桜が顔を見て
「また変なこと考えてますよね!?
ありえませんから…もうしないで下さい」
頬を赤くして下を向いて言っている。
またその瞬間も可愛くて
意地悪したくなったが夜中で
桜が可哀想だから辞めておいた。
聖にとって恋人として、桜と過ごす
最高の日になったと感じていた。