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幸せになれる恋
第26章 梅雨の合間の楽しみ

夕方まで皆でワイワイ楽しんだ。
典子さんの体のことを考えて
少し早めにお開きになった。
みんなで片付けをしている間に
典子さんはラッキーと遊んでくれた。
楽しい時間はあっという間に終わる。
帰りは代行。
助手席に聖、後ろに桜とラッキーで
マンションまで帰った。
マンションの地下の駐車場に着いた時には
桜は夢の中だった。
とりあえずラッキーと桜を抱えた聖は
部屋に帰る。
荷物を取りに降りようとすると
桜が目を覚ました。
「起きたのか?
先に風呂入ってて。
車から荷物持ってくるから。」
「一緒に、行くよ?」
「お前酔ってんだろ。
来なくていいよ。一人で持てるから。
ここにいろ。ラッキー見てるぞ」
「うわー♡ラッキーだ。
おいでー!何かフワフワする。
ラッキーモフモフだからかな♡」
「違う。ラッキーがモフモフだからじゃなくて
お前が酔ってフラフラしてるだけ...」
「桜眠いなら着替えて寝とけよ。
酔ってるなら風呂辞めとけ。」
「ちょっと汗かいたから入ります。」
「なら待っとけ。
荷物取ってきたら部屋にいるから。」
「一緒に入りましょうよ。」
「......。は?
酔ってんのか?」
「酔ってます。危ないんでしょ?
なら一緒に入ってくださいよ。」
酔ってるからか誘ってきた。
こっちも多少酔ってんのに我慢できるかな。
聖は理性を保てるか心配だった。

