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幸せになれる恋
第28章 料理教室

季節はもうすぐそこまで秋が来ていた。
8月は設計の打ち合わせがたくさんあり
なかなかゆっくりする時間がなかった2人。
9月に入り桜には少し時間に余裕が出来た。
どうしても桜にはしたいことがあったから
それを実行するためにあるところにいる。
ハッピークッキング教室
桜が今月から入会し通うようにした
料理教室の前に立っていたのだ。
入口を開けて中へ入ると受け付けに女の人がいて
今月から入会した相川桜だと伝えた。
『ご案内しますのでこちらへ。』
ついて行くように桜はあとを追いかけた。
連れてこられたのはA教室と書かれていた。
『こちらが初心者さん向けの教室です。』
「ありがとうございます。」
桜はなかを少し覗いて見た。
そこには高校生くらいの女の子がたくさんいる。
場違いなんではないかといたたまれなくなった桜
そんな姿を中で見ていた1人の高校生が
ドアを開けて桜を中へ招き入れた。
『お姉ちゃんここに入るんだよね?』
「う、え…えっと...はぃ。」
戸惑っている桜に高校生は明るく接してくれた。

