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幸せになれる恋
第5章 いいの?
「あぁ一緒に。」
「、、、。」
「これ渡しとくわ。」
聖は桜に合鍵を渡した。
「俺ん家駅の横のタワーだから
いつでも来いよ。」
「でも、私はそんなことしていい人間じゃない…」
「そんなことしていい人間じゃないって…
さっきも言ったよな?
俺を頼って。桜を守りたいし
隣に居て笑っててよ!頼むから。」
「私…聖さんの隣に居ても釣り合わない」
「釣り合うとか釣り合わないとか
そんなことどうでもいいんだよ。」
「聖さんにはもっといい人がいるはず」
「俺は桜がいいな。隣に居てほしい。
付き合ってくれとかは言わない。
そこまで無理は言えないから。
初めて会ったんだしそんなこと無理だろ?」
「付き合えない。迷惑かけるし
私は聖さんの隣に居ちゃダメなんです…
私は…わ、たしは…き、たな。い。うっ」
「桜。泣くな。
お前は我慢しすぎ。
迷惑かけちゃダメとか思うからいけねぇの。
俺には迷惑かけていいよ。
桜は全然汚くない。
お前はそうやって自分を抑えて
周りに気が遣えるいい子だから」