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第9章 ショッピング

１週間分の献立をざっくりと考えて
買うものを頭の中にやきつけた。




よし！
これで桜とまた買い物して帰って
ご飯作ろ




桜を座らせたベンチに戻ると
桜の姿はなく、違う女が座っていた。

トイレでも行ったか。

そう思って近づくと見たことある女がいる。



こいつ、少しだけ付き合った女『愛』だった

『聖、久しぶりだね』

「愛、お前何してんの？」

『嫌だなー怖い顔しないでよ！
たまたま買い物に来ててあなたを見かけたの
だから此処で待ってた』

「桜はどこ行った？」

『あー、あの子？知らない。
あの子彼女じゃないんでしょ』

「お前には関係ないだろ」

『彼女が言ったのよ。
自分は聖に釣り合わないって。
だから会わないでねって約束してもらった
話がしたいの聖
お茶しましょ』

「約束？．．．
お前ありえねぇ。俺たちは終わった。
仕事でお前には構えない
それが嫌で別れることになったはず
俺の仕事が忙しいのは変わってない
だからお前とは付き合えないし
付き合いたいとも思わない。
勝手な事してんじゃねぇぞ。
俺はあいつと約束してんだよ。
桜は約束を守るやつなんだ。」