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幸せになれる恋
第9章 ショッピング



必死で探した。
いろんなショップの中や
あいつがいきそうなカフェ的なところ
案内所に訪ねてみて探す。


案内所の人が放送するのは
恥ずかしいと思うから
従業員に伝えてくれて
必死でさがしまわった



さっきいたところから程遠い場所に
端っこのベンチにそれらしき人物がいる


でも、その周りに変な男二人組が
詰め寄っているのが分かる



『迷子なのー?カラオケ行こうよ』

「迷子じゃありません。カラオケも行きません」

『いいじゃん行こ?』

「嫌で...」



「おい。何してんの?
誰に触ってんの?」

「聖さ、ん…」

『お兄さん邪魔しないでよ』

「そいつは俺の女なの。
何してんの?触ってんじゃねぇよ」

『そんな怖い顔しないでよ。
彼女を一人にしたお兄さんがいけないよね?』

「あー、そうだ。一人にしたら俺が悪い。
だからってそいつに触って許されると思う?」

『横取りしないでよ』

「は?横取りはお前らだ!
桜来いっ!」




桜は動けなかった。
さっきの女の人が言ってたから。


私に聖さんは釣り合わないから...


だから...





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