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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第14章 第三話【宿命~夕陽の誓い~】
 二人はまた黙り込んで、ホン内官は乾を背負って歩いた。いかほど歩いた頃であろうか、うとうとと浅い眠りに落ちかけていた乾は呼び声で目を覚ました。





 敵に追われて眠り込むとは、それこそ子どもではないか。乾は自分の迂闊さに赤面したものの、当人のホン内官には判らないのがせめてもの救いだ。
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