この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第20章 恋情~切なくて逢いたくて~
 〝最後〟、その言葉がジュチの心を鋭く刺し貫いた。でも、これで良いのだ。ジュチはいつも腰帯に付けて持ち歩いている錦の袋から愛用の笛を取り出した。〝梔花哀憐〟を心を込めて吹く。笛を口に当てるやいなや、涼やかな音色が夜明け前の寺に響き始めた。






 浄らかな音色が一本の笛から紡ぎ出され、たくさんの音たちが集まって糸が美しい布を織りなすように嫋嫋とした曲を紡いでゆく。
/2681ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ