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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第25章 熱砂の愛
讃は彼を拒絶したフィメリアに憤り、彼女を強引に我が物にしてしまった。初めて抱かれてからも、いつも容赦なく彼女を押し倒し、欲望のままに抱いた。それで讃に対する恋情も消えたのかと思いきや、彼を想い続ける気持ちは心の奥底を切々と流れている。それはけして涸れない川の流れのようでもあった。
手酷く抱かれる度に心は悲鳴を上げ、讃が寝所から出ていった後、屈辱に声を忍ばせて泣いた。その度に讃を恨もうとし嫌悪しようとしたけれど、いつも失敗に終わった。
手酷く抱かれる度に心は悲鳴を上げ、讃が寝所から出ていった後、屈辱に声を忍ばせて泣いた。その度に讃を恨もうとし嫌悪しようとしたけれど、いつも失敗に終わった。