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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
「僕はよく判らないけど、ジュチを信じているから。でも、痛いのは厭だな。できれば、あまり痛くないようにして欲しいんだ」



 ジュチがクスリと笑った。





「あなたという方は、何と無邪気で可愛いんだろう。その癖、あどけない少女の顔で男を無意識に誘う。もしかしたら、男を惑わせる魔性の女なのもしれないな」
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