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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第7章 対決
 眼を見開いた賢に、王が笑った。例の口の端を引き上げる皮肉っぽい笑みだ。



「妃の部屋に通うのが悪いのか」


「僕は男だ」

 そっぽを向くと、王が肩を竦めた。




「喉が渇いたのではないのか?」


「別に」



 王が笑いながら、湯飲みに水を注いだ。
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