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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第7章 対決
「殿下。こんな意味のないことは止めよう」


 賢は湯飲みを握りしめ、王の方は見ないで言った。


「意味がない? どうして、そう思うんだ」


 問われ、賢は応えた。



「あなたにとって、この結婚がそれほど意味があるとは僕には思えない。僕なんかより価値のある若い娘がごまんといるのに。例えば、反元派、親元派の大臣とかの娘を王妃に据えた方が絶対に有利だろう」
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