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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第7章 対決
「判った。寝所の方で聞こうか」



 奥の寝室なら、廊下に控えている女官の耳には届かないはずだ。賢は咄嗟に判断し、奥へと移動した。


「何かあったのか?」


 寝台に腰掛けると、崔尚宮はその傍らに立った。




「私の甥が近衛軍に所属しておりまして、国王殿下の護衛官をあい務めております」
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