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第7章 対決

　賢は王の誘いには応じず、その場に立ち尽くした。


「お願いがある」


「ん？　何か欲しいものがあるのか？」


　流石に新婚初夜のせいか、今夜は王も幾分表情が明るく、物言いも穏やかで皮肉めいたところは影を潜めていた。




　だが、賢にとっては嬉しくもない、むしろ王妃―この男の妻という立場に永遠に囚われてしまった最悪の日だ。