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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第9章 未練
 自分の知らない場所で、自分の身体についてやりとりされ、夜伽が務められるかどうか王が聞いていると想像しただけで、恥ずかしさと怒りで身体が震える。







 崔尚宮を困らせても意味はない。賢は布団から出て薬湯を飲んだ。また涙が込み上げてきて、賢は崔尚宮に空になった湯飲みを押し返し、再び夜具に潜り込んだ。

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