この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第9章 未練
 大きな箱に入っているのは絹靴だ。こちらは薄紅色の地に木春菊の模様がつま先に小さく刺繍されている。木春菊はやはり幼い日の二人にとって特別な想い出のある花だ。幼い日、木春菊の群れ咲く川辺で遊んだこと、賢がはしゃいで木春菊の花冠を編んで被ったこと、それを自分が〝似合う〟と言ったこと。






 今でも王は宝物のように大切にしている想い出を賢は憶えてくれているだろうか。二つ重ねた箱の上には純白の百合の花束が無造作に乗せてあった。
/2681ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ