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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第10章 愛縁
「薄絹に包まれているとはいえ、そなたの身体は丸見えだ。裸同然の格好だが、かえって薄い生地を通して見れば、男の情欲を煽り立てる」
大人ならばゆうに数人は眠れそうな広い寝台の上には、純白の絹の夜具、その上には緋薔薇(そうび)の花びらが無数に撒かれている。極薄の夜着に包まれた賢の豊かな肢体は、真上の王からでは乳房はむろん下腹部までよく見下ろせる。当然といえ当然だが、薄物に着替えさせられた時、下穿きまで脱がされていて、夜着の下は何も身に付けていない状態だ。
大人ならばゆうに数人は眠れそうな広い寝台の上には、純白の絹の夜具、その上には緋薔薇(そうび)の花びらが無数に撒かれている。極薄の夜着に包まれた賢の豊かな肢体は、真上の王からでは乳房はむろん下腹部までよく見下ろせる。当然といえ当然だが、薄物に着替えさせられた時、下穿きまで脱がされていて、夜着の下は何も身に付けていない状態だ。